S: 今でもね、よく会いに行ったよなぁって思うよ、実際。顔も知らないし音楽も聴いたことないのにね。勢いって大事な時もあるよね。
D: そうだねぇ。う〜んと、この流れだと第一印象とかを聞こうと思うんだけど。
S: 最初にMIOと会った時は年上かなぁと思ったんだよね。老けてるとかじゃなくてね(笑)。でも話してたら天然なのかなぁって思った。で、年下だってわかって。う〜ん、そんな感じかなぁ。
Gabinさんは最初の練習ん時入れ違いで。で、話とかする時間もなくて。向こうは私のこと年下だと思って喋ってたみたいで。で、同い年って分かったら急に態度が変わって(笑)。
D: Gabinは年下には好きだし、加えて厳しいからね(笑)。
S: HIROKOさんはホンセクの練習で二人でやったりしてたから、凄い話しやすい人だなと思って。一番慣れやすかった。
MOMOちゃんは今でも会うこと少なくてあんまり絡んでないからよくわかんないかな(笑)。でも、MOMOちゃん自体は誰とでも喋れる人だから話してて楽だよ。
D: そうでしたか。じゃあ新メンバーはどう?
S: RICOちゃんはねぇ、たまにお姉さんに感じる時があるよ。落ちついてるなぁとかね。
あとスローロリスが対バンやった時に気軽に話し掛けてくれるバンドだったからね、話しやすいイメージはあったよ。
D: さてと、それじゃ話変わるけど聴いてた音楽の流れを教えてもらおうかとおもうんだけど。
S: さっきもちょっと話したけど親がねジャズが好きで家に沢山レコードあったから気が付けばジャズが流れてる感じだったんだよね。だから誰の曲とかそういうのは分からないけど自然に聴いてたのはジャズだったんだよね。
D: うんうん。
S: で、高校くらいまではあんまりこだわらないで流行ってたのを聴いたりしてた。Xは好きだったし、リンドバーグとかね。
で、高校入ってから吹奏楽行ったからそんなのしか聴かなくなったし、ラテンやり始めたらそればっかりになったし…(笑)。結構流されながらも偏ってる感じ。
D: じゃあ、ウチのバンドに入ってからはどう?
S: ホンセクが入ってるアーティストのは気になるねぇ。他はそうでもなくても1曲ばりばりホンセク入ってるのとかは聴いちゃうし、アレンジとかは気になる。
あ、ソイル(SOIL&‘PIMP’ SESSIONS)は好き。
D: うん、かっこいいよね。じゃあその聴いてるものがこっちのアレンジにもいかされるといいね(笑)。
S: うん、そうだね(棒読み/笑)。段々要求が増えてきそうで(笑)。
でも、これが最後のつもりでトランペットと向き合おうかなって気でやってる。
D: おお…、そか。まぁみんな上手くなってさ、他の人達とセッションやなんかでジャズバーとかで演奏してたりするのを見れたりするのかな…って思うと楽しみになってきたけどね。
S: Dutchさんは(やらないの)?
D: 俺はほら、別にジャズドラマーになりたい訳じゃないからさ(笑)。
S: えー?(笑)。
D: いやいや、これでさ俺がドラム今より上手くなったとするじゃない?そしたら、そこでちょっとそれは休んで今度はもうちょっと今より良い曲書いたりもっとジャズコードの曲作りたいなぁって思うんだよね。そういう勉強って言うか。並行して出来ないからさ、不器用なもんでね。
でもって、他の上手なミュージシャンの人達とやりたい訳じゃなくて、ここ(バンド)がもっとでかいライブハウスとか、もっと沢山の人達に俺達の曲を聴いてもらえる環境になる事が俺ン中では大事な事だからさ。もっとプロモートの方に力入れたいとかね。
S: 私だって別にセッションしたい訳じゃないもんね。
D: え〜?やってよ(笑)。
S: 私だってDutchさんと同じだよ。ここ(バンド)でかっこいいソロとか吹けるようになる為にレッスン行ったりしてるだけでどっかで誰かとやりたいわけじゃないから。
それに、自分のバンドのライブでもあれだけ緊張してるのに他であがらないで吹ける訳ないじゃん(苦笑)。
D: いやいや、そこはさ、慣れてくと思うよ。場数って大事だしね。
いや、しかし君等は本当によくやってくれてると思うよ。練習は勿論そうだけど色々やってくれてて助かるわ。俺パソコンとかも弱いからそういうのや人付き合いもこんなん(性格)だからね、あんまり上手くいかんしね。
けど、このバンド動かしはじめてから沢山お客さん見に来てくれててちょっと驚いたさ。俺が昔やってたパンクみたいなバンドの時って全然お客さんいない時もあってさ、メンバーの彼女だけで3人とかの前でもやった事あるしね。だからこのバンドやり始めて最初のイベントの時からお客さん入ってる状態だったからビックリしたもんだよ。でもね、そういった状態だから下手な演奏やパフォーマンス出来ないなってスゲェ思うんだよね。不遇な時代の経験もあるからそういうのにはうるさくなるって言うかさ。‘なまおん(北海道の音楽シーンのテレビ番組)’やオトキタ(北海道音楽シーン応援プロジェクト)も勿論無かったし今そういったものに出れたりしたことは凄くありがたい話でさ、MIOとか含め若いメンバーだとお客いない所の経験ないだろうからこの状態が恵まれてるってことわかんないんだろうなぁとか思う時結構あるよ。
だから君等が一所懸命にレッスン行ったりしてる状況見てると俺も…って気には凄くなるんだわ。
という訳でね、これからも頑張って触発するような存在でいて下さいな。
え〜、そして今後について聞こうかな。バンドでもいいし個人でもいいし何かやっていきたい事とかある?
S: う〜んと、イベントに出たいな。自分等のお客さんとかじゃなくて不特定多数の人に聴いてもらいたい。たまたま通りかかったようなお客さんとか、そういった意味ではストリートとかもね。
D: そうだね、俺もホントに色んな人に知ってもらいたいと思うよ。
S: 小樽のウィングベイとかも出たいかな。どうやったら出れるのかはわかんないんだけどね(笑)。札幌以外でもやりたいよね。ジャズフェスとかも出たい。ジャズじゃないけど(笑)。
D: そこは俺も気になるとこだけど(笑)、まあチャンスあるなら出たいね。
S: アートステージ(札幌市主催のストリート的なイベント)とかも気持ち良かったでしょ?
D: あれだけの人に聴いてもらえればね。俺達スゲエのかな?とかちょっと思ったぐらいにして(笑)。
まぁ、やってる事には自信はあったから当然といえばトウ…
S: (さえぎって)はいはい(笑)。でもね、あんなに気持ち良かったのは初めてじゃないかなぁ。なんかこんなに暗い曲ばっかりやってるのに受け入れられたって思った。
D: そうだね、また出たいイベントだね。
S: こてこての生粋のジャズじゃないから聴きやすいんだとは思うんだ。ジャズっぽいってのはある意味親切だと思うんだよね。まあ、それしかこっちは出来ないんだけど(苦笑)。
D: そうね、このスタイルでどこまで出来るのかは俺も興味あるよ。頑張っていきましょうか。
さてと、それじゃちょっと個人的な情報をもらって終わりにしようかな。
好きな色とかは?
S: ピンク(笑)
D: (苦笑)じゃあ、花は?
S: チューリップかな。
D: ここまでだとお嬢っぽいね(笑)。じゃあ食べ物だと?
S: 好き嫌いは無いけどね、甘いものは大体好き。ケーキとかはずっと好き。最近は和もいける(笑)。
D: うん、やっぱりね(笑)。
S: 辛いものもすきなんだけどね。
D: 雑食という事で(笑)。でもなぁ、SACCHINの沢山食べる話は色んな所で聞くけどウチのバンドではあんまりそれ見ないよね。俺どっちかっていうとスタジオや打ち上げで食べてるってのはMOMOやMIOなんだけどねぇ。あの二人はいっつも食べてる(笑)。
S: 居酒屋メニューとかちょこちょこ出てくるのってあんまり食べられないんだよね。どかっと沢山あるのを食べるのは大丈夫みたいな。
D: おお、そういうことね。じゃあ好きな場所とかはある?休日は大体出掛けてるって印象あるけど。
S: 室蘭は好きだよね、やっぱり。(室蘭はDutchとSACCHINの地元)
D: え?室蘭の街中ってこと?
S: いや、普通に景色とかも好き。観光道路とかさ。地球岬ら辺も好き。地元に居た時はそんなに行かなかったけど最近行った時は普通に綺麗で感動した。サキモリ埠頭とか。
D: お〜…、わかんないな(苦笑)。みさきの方かな?。
S: 上手く説明出来ない(笑)。今度行ってみる?。
D: そうしようか。俺の好きなのは伊達の方から室蘭に向かって白鳥大橋降りる時のカーブから見える白鳥大橋。あれは綺麗。あと工場のライトアップね。
……
(しばらく地元談義に)
……
D: 話がまとまらないんで無理やり戻すけど(笑)印象に残ってるライブとかある?
S: やっぱりアートステージかなぁ。あと深夜にやったmoleのイベントは楽しかったかな。広かったしね。
D: 俺はあの時は他のバンド関係者沢山来てたから緊張してたねぇ(苦笑)。
さ、話があちこちに跳び過ぎてまとまり無いんでもうそろそろ〆ようかなと。
じゃあ、最後にこの質問を。
SACCHINから見て地下室とシャンパンとはどんなバンドだと思う?
S: 客観的に見たら多分SEXYなバンドだと思うんだけどね(笑)。いやそう見えてるといいんだけどね(苦笑)。
D: そか。じゃあ、今後もそういったところをもうちょっと前に出していきましょうかね(笑)。
はい、それじゃ今日はありがとね。
地下室とシャンパン5番目のメンバー、トランペットのSACCHINに今回は来てもらいました。ありがとうございました。
S: ありがとうございました(笑)。
インタビューがおこなわれたのは夏のまだ暑い日で大通りの小さな喫茶店は日差しから一時逃げてきたような人達で席が埋まり、各々涼んでいた様を横目で見ていた覚えがある。
DutchとSACCHINは年をさかのぼれば同じ高校に同時代在学していたわけでともすれば学生服の二人が階段ですれ違っていても不思議はない訳で。そんなことを思いニヤリとしながら二人のやり取りを聞いていた。
先日のライブではこのインタビューにも書かれているパフォーマンスについての進化が著しく見ることができ、演奏者から表現者に変わったと感じた。
第二期地下室とシャンパンを支えてきたトランペット吹きの彼女は努力の人で、仕事、プライベートを、また体調を置いてもバンドの為に労力を惜しまないと聞いた。「逆にそんな人だから無理させたくないんだけどね(苦笑)」とDutchは続ける。「こっちが無理させないように気を使っても本人がやっちゃうからさ、たまに秘密で行動してるぐらいだよ(笑)」、結局ここにきて先輩後輩の図が出来上がってるみたいだ。SACCHINに言わせると「お父さんのようだ(笑)」らしいが。
センスも必要だろう。才能もあるに越したことはない。だがそれに胡坐をかいているような奴なら要らないし、一緒になんてやっていけないのはどこの世界でも一緒だと思う。彼女は努力の人だ。その努力が花開くことを、そしてそれを信じていることがこのバンドの底力だと思った。 (CHISHU)
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