知人を介して彼らに初めて会ったのは1月24日。晴れ。連日の疲れがなかなかとれないお年頃でもあり(笑)朝から顔はむくみ放題(泣)。わざわざ迎えに来てくれたボスが一言「どした?大丈夫か?」…おはようではなく心配された(汗)。電車通りを南に進み静修高校を過ぎた辺り、今回取材させて頂いた「佐野美容室」がある。
扉の前で出迎えてくれたのは想像以上のイケメン2人。

「はじめまして、ポロロイド編集部山本です!」(失敗した 顔むくませてる場合じゃなかった)
何度か打ち合わせを重ねるごとにお2人の素顔を覗けたような気がして(嬉)すっかりファンになってしまった。
外見の格好良さだけではなく内面から溢れ出る魅力が彼らを一層輝かせている。
サロン内は絶えずレゲエが流れている。
特別に描いてもらったというラスターカラーのグラフィティの数々がおしゃれな雰囲気を演出している。

「自分を持っている人は素敵だなって思いますね。」

少しはにかみながら静かに話してくれたのは、オーナー・佐野洋祐さんだ。一美容師として輝かしい経歴を持つ彼が、流れ作業的なハードワークに終止符を打ち、お客さんの満足をとことん追求すべく現在のサロンをオープンさせたのは約2年前。
Sano「悩みとか不満をなくすのが僕たちプロの仕事ですね。
お客さんとはすぐに仲良くなっちゃいます(笑)何でも話しますよ。
例えば恋愛の話とかも。佐野さんのおかげで彼氏ができました!!って報告に来てくれた女の子もいましたね。
あと趣味の話なんかもよくしますね。
もちろん、レゲエですよ。レゲエの持つメッセージ性の強さが言霊となりガンガン響いてくるんですよね。
レゲエ好きが高じて子供の名前を[あいり]にしたんですよ(笑)
子 供の話題になるとついつい顔がゆるんじゃったりして。」
お二人のスペシャルコーナー[IRIE VOICE]のタイトルにもなっているIRIE(アイリー)とは、ジャマイカの公用語でもあるパトワ語で「平和・最高・気持ち良い・心地良い」の意味。
レゲエの知識に乏しい私にも楽しい話ばかりでついつい取材の帰りにCDショップに寄り道した。
3度目の打ち合わせのときに噂のあいりちゃんに遇えた(嬉)。

「可愛ぃぃ〜!オシャレさんだ!」1歳で既にその道の達人だ。その達人を穏やかに見つめていた美女がいた。
もしや佐野さんの愛妻!?恋愛の達人でもある(笑)佐野さんが最後に選んだのが彼のお客さんでもあった[じゅんこさん]だった。
Sano「奥さんのことですか(赤面)、最初の出会いは彼女が中学生のときで(照)たまたま僕が担当したんですよ。それからずっと僕のお客さんでした。そして飲み友達になって….
若いのに周りに気配りができていい子だなって(更に赤面)何でもストレートに表現してくれるので楽ですね。
変な駆け引きとか面倒臭い事僕嫌いなんで。喧嘩とかしたことないですね。
奥さんがいてあいりがいて、この先この家族という集合体をどう発展させていけるのか楽しみですね。
気のおけない仲間と好きなレゲエに囲まれて仕事ができることにも喜びを感じますね。

この場所で多くの人に出会える。美容師とお客さんという立場ではなく、何でも気兼ねなく言い合える関係になりたいですね。
その人の魅力を引き出し素敵になって帰ってもらえたらそんな嬉しいことはないですね。」佐野ファミリー、羨ましい限りである。
取材の合間にご無理を言ってカラーリングをしていただいたことがあり(喜)感激した!髪が艶々になり希望通りのカラーになったのは初めてかもしれない!!しかも「ポロロイドを見まして」と言ったら割引までしていただき大満足(涙)。今年こそはどうしたら幸せになれるのか相談にものっていただき(泣)ブルーだった心も明るくカラーリングしていただいちゃいました(笑)あまりにも居心地が良くついつい長居してしまいそうだった。
佐野美容室に固定客が多いのは技術力はもちろん、イケメン2人による気持ちの良い接客。中でもトシちゃんこと田原さんの抜群なタイミングで運ばれてくるドリンクサービス!取材の度においしいコーヒーを入れていただき、感謝感謝!!最近の人気No1は梅こぶ茶みたいだ。

お待たせしました!!
佐野美容室を語るとき欠かせないもう一人、そう、トシちゃん。本人たっての希望でおもしろキャラで書いちゃってください!とのことだが….すみません、山本にはありのままを書かせていただく使命がございます。
「実は、美容師を諦めたときがあったんですよ。でもその時佐野さんに出会ったんです。これって運命ですよ!」
その実力、存在感共に佐野さんの右腕として相応しい、スタイリスト・田原広大さん。一見クールな彼だが話しかけると屈託のない笑顔でこたえてくれた。
Tahara 「学生の頃は絵を描いたり木工作(笑)したり、何でも良かったんですけど[ものづくり]に興味がありましたね。それがいつしか人をデザインしたいなって。」
専門学校卒業後東京の有名ヘアーサロンに就職した田原さん、思い描いていた美容師としての自分の理想と現実。殺伐と感じる東京の風。時間に追われる毎日…気がつくとその時間に追い越され取り残されてしまった感覚。
喜怒愛楽を存分に発揮していた田原さんらしい田原さんはそこにはいなかった。
Tahara「初めて佐野さんにお会いしたとき[酒、好きですか]って聞かれたんですよ(驚)もちろん答えは[はい!!]。
それだけですよ(驚驚)それで今こうやってここにいれてるって凄くないですか(笑) 佐野さんとの出会いで本来の自分を取り戻せたような気がしますね。
一度は諦めた美容師としての道、でも今は明確なビジョンがあります。佐野さんのように相手も自分も満足し合える美容師になり、いつか自分のサロンをオープンさせたい!いやぁ〜美容師っていいですよ。今凄く楽しいですよ!色んな人に出会えますし…人が大好きなんですよね。」
CM撮影当日、インタビューアーのMIEさんに[おしゃれ泥棒!!]と言わしめた通り、型にはまらない彼のセンスの良さはお手本にしたいところだ。

Tahara「別に僕、泥棒してませんから〜(笑)高校に入ったあたりからですかね、オシャレをしたいっていうかちゃんと自分を表現したいと思うようになったのは。
休みのときなんかよく人間ウォッチングしてますね(笑)。いろんな人のヘアースタイルをチェックするのが癖になってしまって…[トシちゃんの辛口ファッションチェック]したり(笑)[あのカップルほんとのところ今どうなの?]当てクイズ(笑)みたいな…観察眼を養ってます(笑)(笑)」
プライベートでは4人姉弟の長男で家では料理が得意な平和主義者なんだとか。昔からとにかく好奇心旺盛で興味を持ったことは何でも挑戦したい!と言ってイタズラっぽく笑ってみせ何かを手に近づいてきた[スラムダンク]だ。
Tahara「知ってますよね?知らないわけないですよね!!バスケ漫画の王様ですよ!5回は読んでください!!スラムダンクのことなら誰にも負けませんよ!3時間は余裕で語りますよ!中学からバスケ始めて、僕の青春(笑)ですね。
バスケ好きな人是非是非遊びに来てください!」

たくさんの美容室があるなかで[佐野美容室]に出会うことができた。
2人に出会うことができた。
以前[スライディングドア]という映画を観たことがある。地下鉄のホーム、一人の主人公、閉まる寸前の扉。
それに間に合った人生、間に合わなかった人生。その一瞬の出来事で出会う人、未来全てが変わる。彼らもまた幾多の偶然、選択を繰り返し、今美容師という道の上に立っている。
自分というスタイルを見つけしっかりと根をはった佐野洋祐。自分らしさを取り戻し新たな夢を心に誓った田原広大。
佐野美容室という場で彼らは今も輝き続ける。

取材にご協力頂きありがとうございました。佐野さん、次パーマよろしくお願いします!!
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